はっとり浩之オフィシャルブログ

2013年6月4日

ツィッター

カテゴリー: 未分類 — hattori @ 9:30 AM

先日、関西大学の大学院の研究室で若い院生さんたちと会話する機会があって、ツィッターの話題になった。
僕はツィッターはやっていないから、あんまり詳しくはないけれど、学生さんの一人が、「昔はメディアに対して受け身であることが当たり前だった。でも、今は違う、インターネットの登場によって、誰もが発信者になれるようになった」と発言した。
すると別の学生が「でも、それを喜ばしいことだと手放しで絶賛するのはおかしい」といった。
「なんで?」
「誰もが発信者になれるってことは、『自分が発信者だ』という驕りを生むからだよ。本来、メディアが、受け取るものでしかなかった時代には、『騙されないようにしなきゃ』という警戒心が受け手側にあったとおもう。でも、自分自身も素人ながら発信者になれるようになると、今度は、そういった警戒心が薄れちゃうんじゃないのか。俺だって発言できるんだ、という驕りが増幅して、他者からの嘘の情報発信にコロッとだまされたりということが多くなると思う」
なるほどね、と思った。
そういう心理も生まれるのかもなぁ。
結局は、メディアリテラシー(情報読み取り能力)を磨くように心がけるしかないんだろうけどね。

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