タイトル通り。
ホンマに心配。
最近、とりあえず選挙対策に「改革」という馬鹿が多すぎ。
国民や市民をあんまり騙すな、この卑怯者。
※
宮台真司×大塚英志の『愚民社会』。
タイトルはひどいけど、読んでみたら、結構楽しめた。
読む価値あり。
とりあえず心をうったのが、3っつの「日常が終わっていない理由」。
①日本国民においては、思想も倫理も流行でしかない。
流行=ムード=なんとなく。
②自己=世界という閉じ方。(自分が見たものだけが世界。そこに歴史は存在しない。あるいは他人にあおられて唐突に出現した歴史しかない)
③便利さ=即物的数値の追及。
が「終わりなき日常が終わらない」理由。
※
そこから、いまの社会に蔓延した、口先だけ改革と、そいつらの唱える擬態右翼的左翼言語の実態が見て取れる。
民主党以降の自称改革は、日本の戦後左翼的(あるいは労組的)「足りないものをよこせ」的意味合いに終始している。
その部分が僕にはばからしい。
社会のシステムに対する戦争ではない。
単なるルーチーン的、権力闘争の言い換えに過ぎない。
このことを、みんな理解すべきだ。
本気でシステムを変更しようと思ったら、全然足りない。
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偽物に騙されるな。
そのためにたくさん本を読め。
それだけしか、言いようがない。