菅野ひろゆき(剣乃ゆきひろと呼んだ方がしっくりと来るかも)さんが亡くなったようですね。
びっくりです。
まだ若いのでは。
多くのクリエイターに絶大な影響を与えた人ですし、私自身、この人の存在がなかったら、ライターになっていなかったかもしれない。
現代のレイモンド・チャンドラー(というかロバート・B・パーカー?)みたいな人でした。
ペンネームを菅野にしてからあまり成功しなかったような気もしますし、私もしばらくすっかりこの人のことを忘れていましたが、私たちの世代で、ライターをやろうと思った人間で、彼にあこがれなかった人っているのかな?と思うぐらいにすごいライターでした。
私は彼の作品の主人公たちから、「流行を追わず、タフに孤立して、皮肉屋として生きる」という生き方を学びました。
私が、某制作会社でライターをやっていたころ、会長に「誰か有名人を呼んで社内勉強会をしたい。誰が良い?」と訊かれて「剣乃ゆきひろが良い」と答えたことも、いい思い出です(結局実現しませんでしたが)。
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思い出は尽きません。
ご冥福をお祈り申し上げます。