守口市議会議員の服部浩之です。
いまはちょうど議会中。
福祉保健委員会と建設文教委員会が終わりました。
俺は上記の二つの委員会には属していないので、傍聴席で傍聴していました。
まぁわりと滞りなく進行したのではないかと思います。
しょうもないことで揉めまくってた9月議会がウソのようですね。
平和なのはいいことだ。
さて、明日はとうとう総務市民委員会。
俺の担当委員会です。
そして、20日には初の一般質問。
原稿作りに追われています。
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と、なかなか忙しい中、ムーンライダーズのコンサート「Ciao! MOONRIDERS」@なんばHATCHに行ってきた。
とうとう無期限休止ということで、これは見ておかねば、と思いまして。
議会が長引けば無理になるなぁと思っていたのが、幸いにも建設文教委員会がすんなりと進行。
そのあと、早めから準備していた原稿をちょっと手直しして議会事務局に提出。
総務市民委員会の準備も済ませて、なんとか間に合いました。
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さすが無期限活動休止前のコンサートということで、なかなかの熱気。
演出も凝っていて、相当満足できました。
何よりも驚いたのが、ステージに上がる前に各メンバーが、会場の入り口やPA機材の前やらで、一人ひとり個別に演奏していたこと。
俺はちょっと遅れて会場に入ったのですが、入ろうとしたら入口で白井良明がギターの弾き語りをしていて、「え? なにこれ?」と戸惑いました。
で、中に入ると、中でも各自ばらばらに演奏してる。
「なに? もしかして、夏フェスみたいにそれぞれのききたい場所に行ってきく方式?」
と思ったのもつかの間、一曲終わると、メンバーが集まってステージ前に集合。
普通の(?)コンサートが始まりました。
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ムーンライダーズのいいところは、やっぱり、メンバーひとりひとりの趣味趣向がちゃんとズれていて、そのそれぞれの個性が、まじりあって成立しているところですね。
かなりそれぞれに違うキャラクターを持っているからこそ、それが調和すれば、見事にオルタナティヴな味わいが出てくる。
普通の良く息の合ったロックバンドと一味違うのは、この、キャラ立ちのバランス所以ではないでしょうか。
また、非常に刹那的な達観と、メインストリームなロマンティックさがまじりあった歌詞とサウンドの絶妙さも、特徴だと思います。
サブカルと王道が、絶妙にまじりあって成立してる。
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今年は、相当日本のバンドのライブに行ったような気がします。
4月の春一番コンサートでは友部正人と中川五郎が見れました。
友人Sのコンサートにもいきました。
麗蘭のコンサートにも行きました。
ビート二クスの堂島リヴァーフォーラムでのライブにも行きました。
僕は学生時代はずっと、洋楽のコンサートにしか行きませんでした。
でも、最近やっと、日本語のロックというものになじんできたような気がします。
そのためには、はっぴぃえんどを聴き、関西アングラフォークを聴き、RCサクセションを聴く必要がありました。
日本語で歌うということの歴史をたどることでやっと僕は、日本語の呼吸を覚え始めたのです。
こういうことを、もっと早くにやっていれたら、僕はもっと、状況に合わせることのできる、幅の広い男になれていたのかもしれません。
洋楽が、若いころの僕にくれたものは、損をする生き方や、破壊衝動や、反権力や、反戦といった、硬派なものばかりでした。
僕のつたない英語に対する言語処理能力は、硬直した一義的意味合い以上のものを、洋楽の放つ言葉から、与えてくれなかったような気がしてなりません。
僕は、いったい、ジョニ・ミッチェルを、ボブ・ディランを、レナード・コーエンを、どれほど理解できたのでしょうか。
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けれども、僕が、日本語の歌を聴くきっかけになった、恵美須町の古い音楽喫茶「バロック」も、今年、閉店してしまいました。
ムーンライダーズとバロックという二つのお別れに、胸がきゅんとします。
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余談ですけれど、僕はムーンライダーズでは、「笑門来福」というちょっと楽しい曲が一番好きだったりします。
機会があれば聴いてみてください。
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さて、もう、日付が変わったので、寝よう。
明日の委員会、頑張ろう。