はっとり浩之オフィシャルブログ

2011年11月8日

温故知新/外見に気を取られるな

カテゴリー: 未分類 — hattori @ 1:34 AM

♪古いギターは いい音がするのさ

 新しいのほど 派手な音じゃないけど♪

というキヨシローの歌が頭で流れて仕方がない昨今。

内田樹の「うほほいシネマ倶楽部」を読む。

冒頭にブロークンバックマウンテンの写真が掲載されていたので、思わず買ってしまった。

彼がブログ(http://blog.tatsuru.com/)に書いた映画評論を集めたコンピレ本だが、結構楽しく読める。

一番おもしろかったのが、ブレヒト(ドイツの脚本家)の「異化作用」が、長期戦略的に国策プロパガンダに抵抗していたということ。

異化にそういう意図があるとは思わなかった。

内田樹の大ファンというわけではないが、学生時代に「街場のアメリカ論」「こんな日本でよかったね 構造主義的日本論」「昭和のエートス」などを楽しんで読んだ。

久しぶりに、読むと、結構納得させられる。

ブログもなかなか納得の記事だらけなので、読んでみるとどうだろう?

先日、久しぶりにビートルズのことを書いたら、妙に聴きなおしたくなって、タワレコでリマスター盤の「サージェントペッパーズ」を思わず購入。

僕はリマスター盤ってのの音質はあんまり信用していないんだけど、このリマスターは良いですね。

なんと、「A Day In The Life」の最後に入ってる「犬用メッセージ」が聞こえる。(笑)

この曲には、昔から、犬にしか聞こえない周波数のメッセージが入ってるという噂があったんです。

「ホンマかいな」と思ってたんだけど、確かに、猫除けの機械と似た「ピー」って音が聞こえる。

ちなみに、調べてみたら、犬笛の音らしいですね。

僕はずっと、「犬にしか聞こえない周波数に加工された秘密のメッセージ」が入ってるんだと思っていました。

「ジョンソンは退陣しろ」とか「ベトナムに平和を」とかそんなメッセージが。

そうじゃなくて、ただの犬笛の音だなんて、がっかり。

でも、犬にしか聞こえない音を入れるってところがいいですね。

人間様の驕りが薄い。

ふと雑誌を手にとって読んだら、なんと、ライター時代の先輩のKさんの写真入りインタビューが載っていました。

僕は、Kさんがある作品で大ヒットを出して、自立のために会社を辞めてフリーのライターになったのと交代で入社したのです(つまり、Kさんの代わりだったわけ)。

そんなわけで、会社とやや険悪になっていたKさんは、フリーになった後、わが社に顔を出すことはありませんでした。

ということは、僕は彼と顔を合わせる機会がありません。

僕にとって、Kさんは長い間神秘の人であり続けたわけです。

若くして、大成功した先輩ライター。

しかも、書く内容はシャープで、美的意識が強い。

ちなみに名前も格好いい。

どんな人なんだろう、とずっと思っていました。

で、雑誌に載ってた写真で初めて実物を見たのですが……なんというか、冴えないおっさんですね。(笑)

人は見かけによらないということです。

逆に安心した。

ってか、ライターって過酷な職業だから、身だしなみなんて気にしてられないのです。

僕はライターをやっていた時、制作現場でおしゃれな人に遭遇したことがない。

外見に気を使うぐらいなら、実直に作業しろってことですね。

2件のコメント

  1. 服部さん、ひとつ前の書き込みと返答を見ました。君に教えてあげたいが、あんな書き込みにわざわざ返答する必要ないですよ。あれは、与党の支持者のいわゆるプロ市民。与党議員に命令されて書き込んでいる可能性が高いです。というのも、文面を読んだら、あなたを与党に引き入れたい意図が透けて見えてる。
    私はあなたの後援会ではありませんが、あなたのブログは、若さに似合わず含蓄に富んでいるので、よく読ませてもらってます。今回のは、老婆心からの進言と受け取ってください。地味でも深いことを書いてるあなたを、一定の評価をしています。

    コメント by 傍観者 — 2011年11月9日 @ 10:04 PM

  2. 書き込みありがとうございます。
    まぁ、先日の書き込みからは、偏った理解をしている人だなという印象は受けましたが、関係者なのか一般市民なのかは断定はできません。
    僕は、野党議員数を19名と勘違いしている(本当は18名)部分から、プロではないだろうという印象を受けました。
    実は西端議員が市長になるために議員を途中で辞任したので、現在守口市議会は、21人しかいないのですね。
    この事実を知らないということは、あまり守口市の政治に詳しい人ではない。
    にもかかわらず、あれだけの事実誤認があるということは、一方に偏った情報だけを鵜呑みにさせられている人ということです。
    そういった方を情報弱者と呼ぶようです。
    いま、テレビ・ネット・印刷技術の発展などで、巷に情報が氾濫しているように見えますが、一方で、非常に偏った情報に踊らされてしまいかねない状況がある。
    だからこそ、できるだけ真実を伝えることこそが、我々の仕事ではないでしょうか。
    というか、『聞き手側』も、偏った情報摂取にならないように、気を付けることが一番大切なんですけど。
    肉だけでなく、お野菜も食べましょう。

    コメント by hattori — 2011年11月11日 @ 10:24 PM

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