今日は、関西大学の校友会に参加させていただきました。
目上の方々にいろいろ教えていただける大切な場です。
本当にありがたいです。
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考えてみれば、高槻の山奥(総合情報学部)で青春期を過ごし、そのあとライターになった頃も、何もない田舎(埼玉県蓮田市)ですごしていた。
あれはあれで、いい経験だったのかなぁ、と、今になって思うことがある。
都会のスピードにはついていけないが、こんなスピード重視の時代だからこそ、いいじゃないか、と。
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大学では放送サークルに属していて、とにかく食堂でDJをやりたくてたまらなかった。
当時、スティーリー・ダンやジョン・レノンやドアーズが人気がなくて、「こういうのを聴いてほしい!」って感じで流していた。
後輩の部員と、ジョンの曲なら何を流すかでずいぶん長時間協議した覚えがある。
僕は「兵隊にはなりたくない」を推して、後輩は「マインドゲームス」を推して、お互いに引かなかった。
結局両成敗で、さわやかな「オーヨーコ」を流したっけ。
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自主製作で、映画も撮ったっけ。
二作品撮ったけど、二つとも、大半の舞台が関大。
そのほうが、移動時間が省けるからだ。
ただし、特段大学の話ではない。
「Dim The Light」ってのは、関大のバス停を廃線になったバス停に見立てて、東京から大阪に仕事にあぶれて逃げ帰る二人の男の深夜の会話を描いたものだった。
もうひとつの「あの連鎖」も、真実かどうかわからない死体遺棄事件を巡る断章だが、死体が遺棄された森(高槻の関大の周辺の森)と、川辺(守口の淀川)が舞台のほとんどだ。
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大学院のほうは、本校(千里山)に通っていたんですけどね。
急に、田舎から都会に出てきた少年みたいな感じで、戸惑っていたなぁ。
フランス映画研究の堀先生が、視聴覚室を利用して、ゴダールの「映画史」を解説したときのかっこよさ!
忘れられない。
ロラン・バルトを中心にした写真論も、本当にかっこ良かったなぁ!
ふと耳にした話では、今期のヨウジヤマモトはテーマがアウグスト・サンダーらしいけど、そういう、写真関連の単語を耳にするだけでも、今でも胸がときめくぐらいだ。
僕が写真論に興味があったのは、政治とメディアの関係性に興味があったから。
それが高じて、アメリカ大統領のメディア露出というテーマで研究を始めたぐらいだし。
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と、いろいろな、関大の思い出が、よみがえってくる一日でした。
本当に、ありがとうございます。
明日から行政視察です。