はっとり浩之オフィシャルブログ

2011年7月11日

カントリーボーイの憂鬱

カテゴリー: 未分類 — hattori @ 8:33 AM

雑記。

物語ることによって、物語という構造に変換することによって、それを矮小化、虚構化できるすべがあるということを、僕はJLGから感じたのかもしれない。

90分の物語化されることで、資本主義も、共産主義も、原理主義も、ナショナリズムも、「あぁ、そういうものか」と、見通しが良くなるような気がしたのだ。

誰か偉い学者が、「ゴダールは適当だ。ぜんぜん真剣じゃない」と言っていた。

ゴダールの衒学的な言い回しには、どこかしら、胡散臭さが付きまとう。

だからこそ、高次な問題を、矮小化させ、僕たちにそれを乗り越えやすくしてくれるような気がする。

ゴダールは神なんかじゃないからこそ、やっぱりゴダールって映画の神様かもしれないと、思えてくるのだ。

カントリーソングがなぜ好きなのかを、ちょっと考えていた。

カントリーって、基本的に「悔しい」んだよね。

「悲しい」歌は、ポップソングにいくらでもあるけど、「悔しい」感情を歌った歌は、カントリーにしかない。

そこが共感を呼ぶのだろう。

悔しいけど、口下手なので、悔しいといえない。

そんな不器用な捻れが、カントリーには潜んでいる。

宮台真司の「中学生からの愛の授業」と、大澤真幸のTHINKING Oの村上春樹特集を読む。

どっちも面白い。

近いうち、感想を書きます。

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