ふと、ジェイムス・ジョイスの「ユリシーズ」が読みたくなる。
以前から、読もうとして、何度挫折していることか。
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新書「ゼロ年代の議論」を読む。
題名のとおり、ゼロ年代の議論をざっとまとめたもの。
東浩紀、大塚英志、宮台真司、宇野常寛、浅田彰と、おなじみの名前が並ぶ。
大体わかりきった議論だけど、この手の哲学的な話は、何度読んでも完全な理解ということはありえないので、読む価値はある。
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でも、ふと思うと、今でも、やっぱり重要なのは、ソシュールとヴェンヤミンじゃないのか、と思ってしまう。
デリダもサルトルもバルトも、ソシュールとヴェンヤミンの前では、僕にはピンと来ない。
これは、僕が馬鹿だからなのか。
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ふと気になって、「ユリシーズ」を読む代わりに、せめてもということで、ジェイムス・ジョイスについて調べる。
意外に著作って少ないねんなぁ。
まぁ、ユリシーズとフィネガン・ウェイクを書いただけでも十分やろうけど。
ベケットが秘書みたいななことをしてたってことを、初めて知ったわ。
ベケットも、「メルシエとカミエ」を、数年前に買ったまま読んでないから読んでまわんとなぁ。
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戦後に活躍した哲学者では、ボードリヤールが断然に興味あるんやけど、しっかり読もうとすると大変やろうなぁ……。