きのうのこと。
八島あたりをうろついていたら、女性に道を訊かれる。
東高校を探してるんだってさ。
事務所に行く途中だったので、近いので、案内する。
大阪キリスト教短期大学の先生で、入試の関係でやってきたんだって。
たいへんやなー。
先日、関大の鵜飼教授と話していたときも、今、大学は経営難だって話しが出てきた。
これから、私立ってのはさらに成り立ちが厳しくなってくんやろうなぁ。
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カントリーが聴きたい。
男の、タフな弱さと優しさに触れたい。
周知のとおり、僕は昔からのジャズ好きなんだけど、最近実はカントリーのほうが好きなんじゃないかと思うんだね。
というのも、僕がことさらに好きな戦前のジャズってのは、フォークもブルースもポップも前衛音楽もカントリーもない交ぜの音楽なんだね。
そういうのが、ジャズだった側面がある。
「すべてはジャズと呼ばれてた」、だね。
中でも僕が好きなのは、ヒルビリーって呼ばれている、カントリーみたいな音楽なんだ。
僕が本当にすきなのは、カントリー的な手触りなのかもしれないね。
そういう意味では、学生時代、「俺はジャズが好きなんだ」と思い込んで、幾多のモダンジャズのレコードを聞いたけど、今、そのほとんどを忘れてしまったのは、妥当なのかもしれない。
逆に、今でも心に残っているのは、「ウォーキング・ア・フロア・オーヴァー・ユー」だの「ピストル・パッキン・ママ」だのといった、カントリーまがいのヒット曲だからね。
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細野晴臣が、数年前に「Flying Saucer 1947」ってアルバムを出して、僕は度肝を抜かれた。
これは、「東京のおっちゃんたちにもカントリーが演奏できる!」と意気込んで作られた、ジャズ~カントリー的な(1947年にまだ余韻を残していたごたまぜ的な)音楽だったんだ。
でも、今年の新作「Hosonova」は、もっとぐっとジャズよりになっていて、こちらは僕にとって、ちっともぐっと来ない。
どうやら僕は、カントリーのあの、土臭い弱さが好きみたいなんだ。