はっとり浩之オフィシャルブログ

2010年5月2日

複雑な問題に対して、単純な見解を述べる人

カテゴリー: 未分類 — hattori @ 2:49 AM

最近たびたび思うことだが、複雑な問題に対して、単純な見解を述べる人が増えてきているような気がする。

もちろん、それは、僕の心が変化してきて、恣意的に選択して、そういう人に目を留めているだけに過ぎないのかも知れない。

そういった人々について、問題だなと思うのは、複雑な問題を単純な見解に置き換えるロジックに、どのような意図があるのか、人それぞれだということだ。

僕も実際、複雑すぎる言説を単純化することがよくある。

その場合には、ちゃんと意図があって、整理して単純に抜き出していかないと、どうにも明瞭に見渡すことが出来ない言説にぶち当たったときに、それを出来るだけ単純化している。

それに対して、一部の人々は、『複雑な、他人の事情に対して、それを単純な答えに当てはめようとする』。

それって問題だぜ、と思う。

いくつか問題点はあるけど、まぁ簡単に言えば、

1、それを語るあなたは、その人のそばにいて、その人のすべてを見ていたのか、という問題

2、結局あなたは、すでに答えを出しているんじゃないのか(出したい答えに帰結させたいだけじゃないのか)

ということだ。

僕の好きな、とある音楽アルバムの題名(題名が好きなだけ。内容は別に趣味じゃない)。

『人にはそれぞれ、事情がある』。

そのことについて、よくよく知っていない限り、下手な口出しほど、他人の心を傷つける行為はない。

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