はっとり浩之オフィシャルブログ

2011年2月26日

らふたしタルコフスキー、総毛立ちつつみまかりつ

カテゴリー: 未分類 — hattori @ 1:44 AM

Sさんとお会いして、いろいろとためになる話を聴く。

そのあと、Tさんに借りた傘を返して、ちょっと休憩。

夜は知り合いのお店の積荷を下ろす作業を手伝う。

たまにやるのだがすごく楽しい。

用事があって、マルゼンジュンクに行ってきた。

アンドーの忠雄ちゃんの建築。

忠雄ちゃんは一度大学に講義に来てたが、その授業はとらなかった。

建築家といえば、荒川修作のドキュメンタリー映画を、学生時代に京都に見に行ったっけ。

友人は僕に、「キミはどうせもう何も買わないだろう、本に対する情熱を失っているのは目に見えているよ」

と言う。

僕は鼻でふふんと笑って、

「そうだな、新機軸を攻めるかい?ラノベでも買ってみようか?」

と言う。

「まさか冗談」

「その冗談さ。買うものは決まっているよ」

思わず講談社文芸文庫が目に留まり

「ここって新刊が出ているのかい」

と友人が問う。

「そりゃ出てるよ、ばんばんさ」

でも、平積みされている本が、柄谷行人の「日本近代文学の起源(原本)」だから怖くなる。

友人は怪訝に

「ホントかよ」

僕は

「基本は復刊だけど、どんどん復刊されているはず」

とあいまいに答える。

「筑摩新書で買いたい本があるんだ」

保坂和志の「世界を肯定する哲学」。

それを買おうとしたときに、ふと高橋源一郎の新刊が目に留まる。

「さよならニッポン ニッポンの小説2」。

タイトルははっぴぃえんど?

さよならニッポン、さよならアメリカってね。

クールだったね。

ちらちら読むと、小島信夫のことが書いてあったり、表紙が岡崎京子だったり。

思わず買ってしまう。

久しぶりに高橋源一郎を買って、ふと、ある時期、僕にとって彼の著作、「さよならギャングたち」「ジョン・レノンVS火星人」「優雅で高級な日本野球」といったものが、とても特別だったことを思い出す。

懐かしい気分。

ところで、大江の健ちゃんは、なぜアナベル・リィ小説のタイトルを、文庫化でしょうもないタイトルに変えたのか。

高橋源一郎の「さよならニッポン」を読んでいると、えぇっと、なんだっけ、忘れた。

あぁ、荒川修作だ。

彼がちょっと出てきて、その様子が想像できるので、笑いそうになった。

先日、タイトルは「ぼろぼろ」でしたね。

「ぼろぼろ」と聴くと、高田渡を思い出します。

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