はっとり浩之オフィシャルブログ

2010年12月2日

『正義』の別の言い方。

カテゴリー: 未分類 — hattori @ 9:38 PM

早速、先日書いた宮台真司と大澤真幸の対談本を読んでみた(まだ途中だけど)。

大澤真幸がちょっと前からやってる雑誌「THINK O」の最新号なんだね、これ。

気になっていた雑誌だったんだけど、今回のを読む限り、結構(形態的に)面白い。

毎号、対談1~2本と大澤による論文1本で成り立っているみたいだ。

宮台×大澤の対談は、かなり政治的な内容だけど、いくつか、僕の稚拙な知性でも「面白い!」と思える部分があった。

それは例えば、競争社会ってのは、結局、個人によるレースではないというように書いてあるように感じられる部分。

競争社会ってのは、ある集団同士の、条件による優位性を競い合うゲームによる社会だ、という観点。

それを、勘違いして、個人の能力や努力の問題だと思いこむと、とんでもない失敗をしてしまう(というか、勝負にならない)。

そんなわけで、宮台は、『スウォッチ』社の経営方針を例に、地元商店を盛り上げる方法は、個別の商店の努力ではもはや不可能で、大きな資本による(個性を尊重した上での)テコ入れが不可欠だ、と論じているように感じられる。

正しいかどうかはさておき、面白い。

喫茶店で休憩してたら、ミスチルが鳴ってた。

懐かしい気分になった(新しいアルバムの曲だけど)。

で、タワレコにボブ・ディラン・モノボックスを見に行ったら、ミスチルの新譜の宣伝がばばばっ!とやってた。

もう12枚目かぁ。

なんだか、遠くまで来た気分になった。

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