はっとり浩之オフィシャルブログ

2010年10月12日

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カテゴリー: 未分類 — hattori @ 8:54 AM

相変わらず、時事ネタにのるのが苦手な僕だけど、先日夕刊に書いてあった一つの記事が、頭の中でぐるぐると廻っている。

それは、とある学生支援ボランティアの話で、大学に入学したものの、つまらなくて辞めちゃった学生たちを支援している人の話だった。

とっても素晴らしいことをしている人なんだけど、その人の話というか、学生の心理を分析している言葉が、ちょっと的外れで、「せっかく良いことをしているのになぁ」と、悲しくなった。

僕が、このボランティアをしていたら、もっと一生懸命、本当に学生に共感してやるのになぁと思った。

僕だって、一度、大学があまりにもつまらなくて、出て行って就職しているからだ。

就職先で世の中の厳しさを知って、僕の場合は、大学にまた戻ったんだけど、そんな経緯があるから、ある時期に、ある種の子供たちが、大学に対して、嫌悪感を抱く気持ちはよくわかる。

また、逆に、どれだけ勉強が大事かもよくわかる。

子供たちは結局、いろんなことに、怒っているのだ。

孤独だとか、憤りだとかに、満ち溢れて、その結果として力が抜けてしまっているのだ。

彼らは何も、最初から無気力なわけじゃない。

あまりにも繊細で、考えすぎたから、疲れてしまったのだ。

でもそれを、慰めるだけでもまた、どうにもならないに決まってる。

レールから外れてしまったらどれだけ苦労することになるかを、ちゃんと、理解させてやらなきゃならないんだ。

何か、楽しいこと、心の支え、あるいは別の深刻さを、彼らに、与えなきゃならないんだよ。

僕は、時事ネタにはめったに飛びつかないけど、教育についてだけは、つい、心が熱くなってしまう。

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