はっとり浩之オフィシャルブログ

2013年3月22日

守口小学校の卒業式

カテゴリー: 未分類 — hattori @ 1:46 AM

数日前ですが、母校の守口小学校の卒業式に行ってきました。
校長先生の演説がよかったです。
あれこれ言った後で、最後に簡素に、「では、さようなら」といったのがすごく渋かった。
どうのこうの言っても、サヨナラはサヨナラなんですよね。
僕って昔から、取り繕ったような美辞麗句が嫌いで、それってたぶん、うちの親が霞がかったような物言いばかりする人だったから、そういうことを聴かされた子供時代への反発なのかな、と思う。
さよならはさよならだし、愛してるは愛してる、また会おうはまた会おうだし、もう会わないはもう会わないなんだ。
そういう、シンプルさって、時々、複雑に曲がりくねった心をひどく癒してくれる。
タングルド・アップ・イン・ブルー(ブルーにこんがらがった)な心を、ただのシンプル・ツィスト・オブ・フェイト(ただの運命の一ひねり)にしてくれるんだ。
どこかの詩人も書いていたよね。
「さよならだけが人生だ」
さよならを、隠したって仕方がないんだ。

僕が本当に言いたいことを的確に表してくれているのは、きっと、大塚まさじの「港のはなし」という歌だ。
聞いてみてほしい。
いくら取り繕ったって、サヨナラはサヨナラなんだ。
そうさ、そうなんだ。

SAVEGESって映画を見てきた。
ちょっと調べたら、二条の映画館でしかやってないのかと思ってわざわざ二条まで行ったら、普通に梅田の東宝シネマズでやってた。
シネコンでやってる感じの映画に思わなかったから、勘違いしちまった。
まぁついでにぶらぶらしたから、いいけど。
BALってもう改装期間に入ってるのな。
ジュンク堂が減ったじゃねーか。

映画は、まぁまぁ面白かった。
オリバー・ストーンの監督作なんだけど、悪人同士が互いに相手のことを、自分の倫理観に照らし合わせて『あっちのほうが野蛮だ』と罵り合ってる感じがよかった。
でも、見終わって感慨深い類の映画ではない。
この間見た「ルーパー」もそうだったけど、ラストが弱い。
ちょっと前に見た「インデックス」なんて、ストーリー的には論外。
一本調子すぎる。
ここ一年間ほど見た映画の中で一番おもしろかったのは「ドライブ」っていうフランス映画だな。
ダントツで心に残っている。
「最近珍しいフィルムノワール」みたいに宣伝されてたクライムムービーだったけど、独特の硬質な雰囲気があって、それが気持ち悪さになってたからよかった。
SAVEGESはキャラクター描写が弱い。
もうちょっと、心理の変化を描き出してほしかった。

余談。
このSAVEGESって映画、偶然、プレミアムシートっていうめっちゃ豪華なスクリーンでやってたんだけど、席指定の番号の席に行ったら、隣の席の人が思いっきり荷物おいてた。
「多分ここだよなぁ」と思ってみてたら、
「なんだよ?」
と、すごまれて
「いや、そこ……」
とつぶやいたら、
「ここはD-3だよ、なんなんだよ、お前」
とキレられた。
「あ、いや、俺のチケット、そこの席の番号に指定されてるんだけど」
と言ったら、思いっきり舌打ちされて、それでも荷物をどけてくれた。
その人の表情には、「ンだよ、せっかくのプレミアムシートなのによぉ。空いてンだから、どっか適当なところに座れよ、この屑」という意思がにじみ出ている雰囲気だった。
「いや、俺だって、あんたの横には座りたくねぇけどさ、残念ながら、全座席指定なんだよ。俺が仮に後ろの席に移ったとしても、今から上映時間までにそこに人が来るかもしれねぇんだ。そうなったら俺、困るだろ?それぐらいわかれよ」
と怒鳴ってやろうかと思ったが、ぐっと我慢しておいたよ。

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