はっとり浩之オフィシャルブログ

2012年5月1日

代表質問の内容/恐慌時代の音楽

カテゴリー: 未分類 — hattori @ 1:14 AM

守口市議会議員の服部浩之でっす。

5月1日付の守口市の広報に、代表質問の一部が形成されています。

ページ数の問題で、簡単にしか載っていないので、全文をここに掲載します。

今回は質問順序が最後だったので、先に質問した議員さんと内容が重複した質問は、あらかじめ削除してあるので、項目的には結構減ってしまいました。

一生懸命原稿を書いたので、ぜひ読んでください☆

(個人的には、教育の中の、物語教育を一押ししています)

守口市議会議員、服部浩之でございます。

平成24年度当初予算案並びに市政運営方針について、何点かにわたって質問させていただきますので、市長におかれましては、どうか熱意のこもったご答弁いただきますようよろしくお願いします。

質問順位が7番目、最後の質問になりますので、前6人の方と重複する質問はできるだけ精査しましたので、短時間の質問になろうかと思いますが、ご清聴をよろしくお願いします。

さて、昨年は、東日本大震災や近畿地方を襲った台風12号など、大規模な災害の起こった年でした。

普段何気なく過ごしてしまっているが、危険はいつだってそこにあるのだ、ただ目に見えないだけなのだ、ということを気づかされた年でした。

私たちは日頃から、災害に対する備えとして、様々な危険性に対する緻密な分析や、徹底した事前調査を行わなければなりません。

しかしながら、今、社会を覆っているのは、「きっちりと調べていないけど、なんとなくこれで大丈夫だろう」という勢いだけで安易に考えてしまう傾向であり、これを駆逐していかなければならないのではないかと、激しい危機感を覚えます。

安全性や、政策の妥当性については、きっちりと裏づけを用意する。

それこそが、今われわれが忘れがちになっているが、一番大事な、基本中の基本として大切にするべきことではないでしょうか。

要するに、ちゃんとした分析もせずにあれをやる、これをやるといっていても、足元がぐらついているようでは、なんら結果は残せないのです。私は、額に汗するような、実際的な行為こそが、夢と希望を支える骨格となると確信しています。

スピードは遅くてもいいのです。

大慌てで、あれもやるこれもやるなんて言っていたらそれこそ、そのどれもがいい加減に終わってしまうかもしれません。だからこそ私は政策一つ一つを、実質的で実際的な、分析にもとづいた審査によって、一歩づつ、額に汗して雪かきをするかのように、やっていける一年にしていこうと思っております。

そういった観点から、何点かにわたって質問を行います。

 

まず、市長は市政運営方針の中で、本市行財政の積極的な情報公開をはじめとする、信頼される組織づくりに努め、全庁一丸となって「新しい時代に夢を、新しい世代に希望を託せる町」の実現に取り組むとおっしゃっておられます。

では、市長のおっしゃる信頼される組織とはいったいどういうものなのでしょうか。

上の文言では、実は、その例として、積極的な情報公開しか指針が示されていません。

そのうえ、具体的にどういうことをすれば情報公開になるのかがわかりません。

いわんや、後半の夢・希望云々は、具体例と結果のない、ただの修飾句であります。

私の考える信頼性のある組織の特徴といたしましては、

①指示・連絡系統の洗練が行われていること

②そういった縦の連携とは別に人材の横の連携が磐石であり適度な柔軟性を有すること

③トップによる人材の才能の把握が行き届き、適材適所が図られていること

④外からの信頼評価だけではなく、内部の人材同士の信頼が深く、意見交換や作業がスムーズに行えること

⑤組織の枝葉が細かい作業をきっちりとこなし、結果の具現化にまい進できること

を挙げさせていただきますが、市長は信頼ある組織とはどのような組織を想定なさっているのか、以上のように何点かの条件で具体的にお聞かせ願いたいと存じます。

また、その信頼される組織を構築していくためには、どういうことをすればよいのか、組織イノベーション案をできるだけ明確かつ具体的にお応えください。

次に、財政問題についてであります。

昨年9月定例会所信表明の中では、歳入増の取り組みとして使用料や手数料の見直し等を上げられていましたが今回は、何ら触れられてもいません。いったいどうお考えなのかお伺いをいたします。

次に、市ホームページの充実方法についてお伺いいたします。

守口市のホームページが、市民からより親しまれ、活用しやすいホームページとなるよう、何点かにわたり、お伺いをいたします。

まず、ホームページにアクセスした市民の方々から、目的の担当課のページが探しづらいという問い合わせが、何度かございました。

現在のホームページでは、キーワード検索の検索バーが、ページの下部にあり、スクロールしなければ気がつきにくく、何をどこに問い合わせをすればよいのかを、すぐに検索できるよう、キーワード検索をトップページの上部のわかりやすい位置に移動していただくよう要請したところ、一定改善がなされていますが、もう少し位置をずらし、スペースを設け、例えば検索バーの隣か、下部あるいは上部にでも、「調べたい言葉を入力してください」注釈がはいるように、さらなる検索バーの位置について工夫をしていただくことにより、操作性も向上し市民により親しんで活用いただける、ホームページになるものと思いますが、まず一点お伺いをいたします。

これと関連しますが、今のホームページでは、「各課」のページが非常に不親切だという市民の声もよく聞きます。

それぞれの課の名称をクリックしなければ業務内容が出てこないので、市の業務内容や組織に不慣れな人であれば、「この案件はこの課だろうか?」と暗中模索しながら順次クリックしていかなければならない状況です。

しかも、クリックした先には、新着情報がまず出てきて、課の業務内容はずっと下に、あります。

現在のホームページでは「ライフイベントでさがす」というトピックはありますが、この名称では意味がわかりづらい上に、ページの相当下部にございます。

これでは不親切だと思いますので、税金の支払い方法や年金など、問い合わせの多い案件をピックアップして「よくある質問」や「こんなときは?」といった、わかりやすい目的別検索のトピックをつくっていただきたいと思います。

また、言葉遣いが硬い、簡略化されすぎているという意見もよく耳にします。イラストを加えたり、専門用語をやわらかく噛み砕いたりして、誰でもすぐにわかるようなホームページにしていただきたいと思います。

以上3点についてどう対応していただけるのかお応えください。

 次に「もりぐち改革ビジョン」(案)についてでありますが、特に公共施設の管理・運営についてお伺いをいたします。

今日まで守口市では、公共施設の運営については、民間移管や指定管理者制度を活用し、市民サービスの提供と充実に努めてきました。現在、本市ホームページの、「もりぐち改革ビジョン」(案)の中では、公の施設のあり方や運営の見直しについて提示されていますが、市政運営方針の中では、具体的にどう取り組んで行こうとされているのか何も述べられていませんし、今回の見直しについては、過日の議員説明会の中で、市長自ら説明責任を果たしていく旨のご披瀝もありましたが、前例に習い、市民にとって一番いい方途を見出す努力が必要であります。対費用効果もさることながら広く市民に働きかけ、しっかりとした選定をしていかなければならないと考えていますが、市長はどう対応されようとしているのかお示しください。

次に環境問題についてお伺いをいたします。

公共施設におけるLED電球の使用についてでありますが、LED電球は、一般的に長寿命・省エネ・環境に対する負担が少ないといわれております。

私の調査によれば、蛍光灯が12000時間持つのに対して、LEDの寿命は平均して4万時間ほどと聞き及んでおります。

そして、発光効率が高いために、従来の白熱照明と同じ明るさを作るのに、必要な電力が少なくて済むようです。

それは、低い温度でも十分な発光が期待できるということですので、周辺の冷房効果にプラスに働くということであり、微力ながらもヒートアイランド現象対策にもなります。

そして、紫外線を発生する量が少ないので、目にやさしいという利点もあるといわれております。

電気代や、CO2排出量の具体的な比較を申し上げましても、4万時間使用した場合の比較を申し上げますと、LED電球が、電気代11,100円、CO2排出量267 kg、たいして、白熱電球が55,200円、1,350 kgと、結構差があります。

これらのことから、初期投資は必要ですが、長期的なランニングコストを考えますと、コスト削減・目にやさしい・環境にやさしいといった大きな利点があります。このLED使用について市長はどうお考えなのかお示しください。

次に、市役所周辺のまちづくりについてお伺いいたします。

市役所及び地下鉄守口駅周辺は、京阪守口市駅・地下鉄大日駅に比べ、賑わいにかけます。この地域をもっと活性化させるためには、市の顔である市役所庁舎を中心としたまちづくりを考えるべきです。賑わいのためには、大型の商業施設を誘致するのが良いと思いますが、例えば将来構想として市役所庁舎の市庁舎を建て替え、その際には、高層構造設計とし、複合施設として活用を図るのはいかがでしょうか。加えて何らかの形で、市役所付近に、大型商業施設を誘致できないものでしょうか。商業施設を誘致することによって、市民の往来を増加させ、賑わいのあるまちづくりに繋げたいと考えていますが、市長はどのようにお考えなのかお応えください。

次に、生活保護の適正化対策についてお尋ねいたします。

市長におかれましては、このたび、生活保護適正化対策をたてられ、いくつかの取り組みを挙げておられます。

しかしながら、それらの取り組みの大半が、受給資格の確認に大きなウェイトが置かれているようですが、それよりも、生活保護受給者を少しでも少なくしていくためには、就労支援が欠かせないと私は思います。

現在の制度の中には、職業訓練受講手当のつく求職者支援制度といったものが存在します。

これは、不当な理由で訓練を欠席すれば給付金が不支給となる制度のようでございますので、その点においても、ただ単に手当だけをもらって訓練がおざなりになる心配も少ないようであります。

こういった就労支援を積極的に活用し、できるだけ速やかな就職活動を通して安定した職についてもらうことが、生活保護受給者を少なくする、根本的な解決につながっていくものと思いますがが、この求職者支援制度の活用について市長はどうお考えなのかお応えください。

次に、教育について教育長にお伺いをいたします。

昨今、小中一貫教育の一端として、小学校一年生時からの英語教育が取りざたされています。世界に羽ばたく日本人の育成のためにも、早い段階での英語教育はいいことだと思います。

しかし、現在の国語教育はどうなっているのでしょうか。

私は、国語教育というのは、「てにをは」や難しい言葉を覚えさせるというだけではなく、物語を読むレッスンを通じて、物語の構造を学ぶことであると考えています。

例えば、昔話や物語というものは、神話や伝承の時代から、「教訓や社会を伝えるもの」として受け継がれています。現在守口市では、守口歴史館で「民話おはなし会」が開催されていますが、学校教育として子どもに、古くから脈々と受け継がれてきている物語を読ませ、構造分析・テキスト分析させることで、私たち人類の築いてきた社会のあり方や問題点を、より多くの子どもたちに伝えることができます。

現在の国語教育に欠けているのはこういった構造分析の部分であり、ぜひとも、昔話や物語の中にある、社会構造の縮図のようなものを、子供たちに伝える国語教育の充実により一層努めていただきたいと思います。教育長のお考えをお示しください。

次に小中学校の統合についてお伺いをいたします。

本市におきましては平成18年度に守口小学校と土居小学校、梶中学校と藤田中学校が統合されました。

私は、これによって起こった校区の変化の弊害として、新しい環境になることで子ども間のいじめが増加しなかったか、不慣れな新しい学校に通うことで不登校児が生まれなかったか、あるいは校区が広がることで、地域間コミュニケーションなどに問題が生じなかったかなどを大変に危惧しております。

このような弊害の実態調査は行われているのでしょうか。行われているとすれば、何らかの傾向は読み取れたでしょうか。また、そこからどうすればよいのかの検証はなされているでしょうか。

今回、さらに小中学校の統合が進むわけですが、こういった弊害に対する対策を具体的にどう対応していこうとされているのか、お応えください。

 

以上をもちまして、私の代表質問を終えさせていただきます。

長時間のご清聴まことにありがとうございました。

いかがでしたでしょうか?

今後、また質問の機会が回ってきたら、今回の質問よりももっと洗練された原稿を作れるようにさらに勉強を重ねたいと思っております。

ところで、いま、この文章を打ちながら、ビング・クロスビーの1931年録音の「ダイナ」を聴いています。

古い録音ですが、最高にロックなノリで、もう聴いていて血肉脇踊ってまいります。

「ダイナ」は一般的にはジャズの名曲として知られていて、日本人にはディック・ミネや高田渡のヒルトップストリングスバンドの録音でおなじみだと思います。

しかし、このビング・クロスビー盤は黒人的なフィーリングが溢れ出さんばかりで、すっごくロックしてるんです。

黒人がやってる初期ブルース、ジャズ、R&Bが混在となってロックに吸収されていった経緯があるわけで(1950年代のロックンロールヒーローは、黒人が多いですよね。チャック・ベリーやリトル・リチャードなど)、1930年f代のジャズヒット曲は、いわゆる現代人が考える「ジャズらしい曲=モダンジャズ」とは違って、どちらかというと土臭くて、ブルースフィーリングが深くて、ロックンロールに近いと僕は常々思っています。

それどころか、のちのち、ロック界に衝撃を与える1960年代後半頃のフリージャズよりも、一般的にはダサいイメージの恐慌時代のジャズ(1930年代ごろのジャズ)の方が、僕はロックしていると思っています。

乾いていて、「一発勝負だぜ」ってかんじの演奏がたまらなく、ロックの初期衝動に似ているわけですよ。

細野晴臣が、「Flying Soucer 1947」というアルバムで、『1940年代のジャズっぽいカントリーヒットや、1950年代の映画音楽、自身の1980年代のヒット曲などを、戦後すぐの占領下の沈黙の東京から着想を得た「東京シャイネス」というバンドを率いて、1950年代に流行したUFO目撃談を絡ませつつ、すごくロックに味付けして演奏する』という妙技をやってのけていました。

ライ・クーダーが『サージェント・ペッパーズ・ロンリーハーツ・バンド』を作ったらこんな作品になるんじゃないかなぁというような想像をしていただけるとわかりやすいです。

この作品は、いわゆる一般的に言われている「ロック」の曲を演奏していないのに、すごくロックフィーリングがあふれているんですよね。

僕が、1930年代の、一般的にはロックと言われていない音楽から、激しいロックスピリッツを感じ取るのと、すごく似ていると思っています。

僕は、いつも、既存の概念やマスメディアが植え付けようとしている概念に懐疑的で、本当のロックってのは、どういうものなのだろうと思っていて、ぼんやりとその姿の位置を、探っています。

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