はっとり浩之オフィシャルブログ

2012年4月6日

歯車とスモークド・サーモン

カテゴリー: 未分類 — hattori @ 12:54 AM

民主党迷走してるなぁ、と新聞読みながら想いつつ。

こりゃ政権交代したの失敗だったかもなぁ。

これからまたどんどん「これがダメだったからつぎは新しいアレ」みたいなかんじで政権交代を繰り返す国になってしまうのだろうか?

55年体制が懐かしい……。

古き良き時代よ。

議会の話を書こうと思ったけど、仕事が終わってレコードを聴いてたら、そんな気がなくなってきた。

議会のことは次に書きます。

中学生ぐらいのころに買ってよく聴いた「60年代名曲集」みたいなレコードが出てきて、聴いてるんだけど、本当に良い。

「あぁ、こんなの聴いたなぁ」「青春やなぁ」って感じでだいぶ気分がよくなってきた。

サイモン&ガーファンクルの「アイ・アム・ア・ロック」、ザ・バーズの「ターン・ターン・ターン」、バリー・マクガイアの「明日なき世界」、ハプニングスの「シー・ユー・イン・セプテンバー」、ピーター・ポール・アンド・マリーの「パフ・ザ・マジック・ドラゴン」、ビー・ジーズの「マサチューセッツ」……。

いいなぁ。

そうだ、あのころ、『髪に花を刺してサンフランシスコへ行こう』な時代だったのだ(俺はリアルタイムじゃないけど、青春期にそういう曲ばかり聴いていたから、懐かしいのだ)。

ラジオからは反戦歌が流れ、若者がちゃんと体制に反抗していたのだ。

流行ものに飛びついていく時代ではなかったのだ。

いまでも、「明日なき世界」の日本語版の歌詞を僕はしっかりと思い出すことができる。

『鉄砲かついで

 いい気になって

 でも選挙権もまだ

 持たされちゃいねぇ』

最近は、鉄砲(喩えだよ)担がされておだてられていい気になって鼻の下を伸ばしちまってる単純馬鹿がどれだけ多いことか。

そしてそういうのを利用しようとする政治家がどれだけ多いことか。

ポストモダンになってくるとむしろ構造が単純になってくるということか。

やっぱもう一度西部劇をしっかりと見なきゃならねぇよなぁ、いまの人は。

いきがったら吊るされるってことを実感できてねぇんだ。

板一枚下は地獄よってことがわかんねぇんだ。

ジョニー・キャッシュが「銃を町に持っていくな」って歌った意味がわからねぇんだ。

でも、ピーター・ポール・マリーがずっと歳を取ってから安倍ちゃんの政権のころに「megumi」っていうタイトルの拉致被害者についての歌を出したときには、なんだか違和感というか気持ち悪さを感じたなぁ。

「外国人のお前が、いったい俺たちの国の悲劇の何を知ってるんだよ」と怒鳴りたくなる気持ちというか。

こう、社会的トピックにのっかかって、よく知りもしないくせに正義感面をしてるように感じられてすごく腹が立ったんだよ。

むかしは、トピカルソングってのがあって社会的情勢を歌に乗せて歌う流れがあって、それはすごく良いことだと俺は思っていた。

でも、それって、「当事者が歌うからこそ、深いことが歌える」んだよね。

事情をよく知らない人が、他国のことにまで「かわいそう」みたいなかんじで首を突っ込んでくると、すごく偽善者っぽくて気持ちが悪い。

「お前は何を知ってるんだ?」って感じになるんだよね。

魂の叫びがないというか。

この「当事者じゃない人がのっかかって自分の人気取りのために偽善者ぶってる感じ」は、安倍政権そのものにも感じたし、最近の「絆」っていうことばにもすごく感じる。

ずいぶんとお坊ちゃん的な、きれいごとの、おためごかしの世の中になっちまったんだなぁって思うんだ。

だって、俺、安倍ちゃんが総理やってた頃、「この人、たぶん本気では拉致被害者のこと考えないよなぁ。単にそれにのかかって人気取りしてるだけでしょ。利用されてる拉致被害者のご家族が本当にかわいそうだよ」って思わずにはいられなかったんだ。

そういうのって、目や行動や言論をよく見たらわかるんだよ。

本気かただの人気取りかってさぁ。

そういう意味でよく観察したら、安倍ちゃんって世間知らずの大金持ちのお坊ちゃんが正義の味方ごっこをしてるようにしか見えなかったんだ。

俺は、もっと、命がけで、乾坤一擲で取り組むべきだ、と思っていたんだ。

そう感じていたら、事実、すぐに政権すら投げ出しちゃったんだよね。

本当に情けなかったよ。

「あーあ、やっぱ口先だけか」と思ったんだよね。

本当、拉致問題については、それこそ昔の三島由紀夫みたいな、自分の腹掻っ捌いてでも主張できるような、命がけで解決するだけの根性と信念のある人に取り組んでほしいものだよ。

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