※友部正人の「ジェリー・ガルシアの死んだ日に」のメロディーで適当に歌ってね。
大瀧詠一の死んだ日に、僕は友達とレンタカーを借りた
大瀧詠一の死んだ日に、僕は厚手のダウンを着ていた
大瀧詠一の死んだ日に、僕らは竹原までドライブをした
大瀧詠一の死んだ日に、僕らはICで昼食を食べた
大瀧詠一の死んだ日は僕らの素敵な一日とぴったりと重なっていただろう
大瀧詠一の死んだ日に、僕らは偶然はっぴぃえんどを聞いた
大瀧詠一の死んだ日に、僕は煮魚の骨をのどに詰まらせかけた
大瀧詠一の死んだ日に、僕は友人の結婚を知った
大瀧詠一の死んだ日に、僕は友人の失恋を知った
大瀧詠一の死んだ日に、僕は友人の転職を知った
大瀧詠一の死んだ日は僕らの心の揺れた日とぴったりと重なっているだろう
大瀧詠一の死んだ日に、僕は日本酒を酔うほど飲んだ
大瀧詠一の死んだ日に、僕らは広島のスーパーでおかずを買った
大瀧詠一の死んだ日に、僕は旅先でカメラをなくした
大瀧詠一の死んだ日に、僕はミカンを300円で買った
大瀧詠一の死んだ日はそんなこんなで過ぎ去っていった
後から知った事実がこんな風に重なっているとか
あんな風になっているとか
言ったって
よくわからないけど
大瀧詠一の死んだ日に、僕らは素敵な一日を過ごした
このことだけは
忘れることがないさ
これからもずっと
大瀧詠一は僕に最初に日本語の音楽の素晴らしさを教えてくれた
そのことだって
薄れることはないのさ