はっとり浩之オフィシャルブログ

2013年8月26日

トルコ、斉藤和義

カテゴリー: 未分類 — hattori @ 12:14 AM

先日のこと。

トルコと日本の国際交流に尽力しているトルコ人の方とお会いする機会があって、1時間ほどでしたが、トルコのことをいろいろと教えていただきました。
個人的には、トルコと言えば、紅茶と、水を入れたら色が白く濁る酒と、ジーンズの生地とボブ・ディランかなぁ、と。
ホンマかどうか知らんけど、ボブ・ディランって、4分の一ほど、トルコ人の血が入っているって、何かの本で読んだことがあるんだよね。
まぁ、ミュージシャンにつきものの伝説のような話の類かもしれないけれども、彼のあの黒っぽい髪やエキゾチックな雰囲気を考えると、「そうかもなぁ」と頷きたくはなる。
この手の本当かどうかわからない、神秘性を高める出生秘話でいうと、有名なのは、折口信夫の「神戸のおばさん」だろうけどねぇ。

斉藤和義の20周年ライブに行ってきた。
最近忙しかったから、久々に遊びに行けた気がする……。
斉藤和義はかなり好きで、かれこれ3回ライブに行ってるんやけど、今回のライブはすごく良かった。
ハコが結構良くて、音もよかったし、スクリーンモニターの演出も効果的だったし、MCも割と面白かったし、和義が途中で指をつるという面白ハプニングもあったし、中央お立ち台でお弾き語りもあったし、相当に満足できた。
「俺たちのロックンロール」と新曲の「Always」と、「君の顔が好きだ」が特に良かった。

俺が斉藤和義に興味を持ったのは、「青春ブルース」が発売されたころで、そのあと「俺たちのロックンロール」が発売されて、このアルバムにすごく感銘を受けたんだよね。
で、そのあとに「I LOVE ME」が発売されて、その中に「バカにすんなよ」って曲があって、社会のいろんな問題について「あんまりバカにすんじゃねーよ」と怒りまくる曲なんだけど、ダイレクトに社会批判するロックが少なくなってる世の中だったから、俺はすごく素敵だと思ったわけ。
で、すっごい熱が上がって、友達と一緒に、奥田民生とのジョイントライブに行ったんだよね(友達が斉藤和義のファンクラブに入っていたから、チケットを取ってくれたのだ。この友人に俺は、RCサクセションもブルーハーツも教えてもらったんだよね。俺は昔は洋楽一辺倒だったから)。

世の中の批判ってのは、難しいんだよね。
『批判をすることで、自分が得をする・社会の人気者になれる』みたいな批判のやり方は、俺は大っ嫌いなんだ。
そんなのは、ただの、反体制のふりをした大衆迎合なんだ。
ロックンロールってのは、いつだって、一人で飛ぶことなんだぜ。
みんなが素敵だって言いそうなときに、「素敵じゃないぜ」って言えることなんだぜ。
自分の心の魂に、忠実に生きることなんだぜ。
甘い声で囁くことじゃないんだ。
気取って一人ぼっちのふりをすることでもないんだ。
裸の魂でいること、ただそれだけなんだぜ。
君は、君は、君は。
いつだって、裸のままの魂で、いるのかい?
君は、君は、君は。
ひっくり返って、けいれんをして、それで口から泡を吹いても、ブルースを奏でられるかい?
君は、君は、君は。
自分が消えてしまいそうなぐらい、怒りを口に出したことがあるかい?
君は、君は、君は。
自分だけじゃなくて、人のことを、もっとちゃんと考えたことがあるのかい?
君は、君は、君は。
ちっぽけな社会の犬でもなく。ちっぽけな自分勝手でもなく。

離れたところで、自分自身でいられる覚悟はあるのかい?

俺は、俺は、俺は。
俺は、勇気ある人でありたいんだぜ。
君のための勇気だぜ。
頑張ってる、君の。

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